2012年5月3日木曜日

MOTTAINAI Lab(もったいない ラボ):研究員ブログ:ペオ エクベリ


前回のブログの書き方であいにく誤解を招いてしまったようですが、
海外に行く際(国際会議に参加している時など)私が好きな日本が批判されると
私も悲しくなります(人生の半分はこの国に、家族も日本人ですから)。
言いたかったのは、様々な動物が危機にあると言う事
私たちと生物多様性のつながりのこと。

ところで、日本語の素晴らしい言葉の一つはこの「危機」ですね。
最初の「危」の意味は Danger (危険)が、
その次の「機」の意味は?そう!Chance(機会)ですね!
今回のブログ、私たちは人間として、
どうやって生物多様性を守ることができるかの提案に切り替えましょう!
アイデアをぜひ聞かせてください。

今年2010年は地球にとって二つの素晴らしいイベントがあります。

 1.国連の国際生物多様性年です。
 2.名古屋で生物多様性の国際会議が開かれます(10月)。

私たち皆にとって生物多様性の大切さと楽しさを学ぶチャンス!
最近の映画(オーシャンズ、アバターなど)でも
生物多様性の美しさと大切さが紹介されています。
アバターといえば、監督James Cameroon氏は
先日のインタビューで「自然に返すことができる以上に取らないこと」を語りました。
私も以前のブログで、この人間が生まれる前から自然によって決まっているルールを
お伝えしました。


どのくらい私たちの地球は最後になる?

生物多様性 - 野生動物、虫、植物などのバラエティ - のおかげで、
私たちはきれいな水、空気(酸素)、食べ物...などをもらっています。
例えば、私たちが食べている食品の約30%は蜂のおかげでできています!
すごいと思いませんか?
しかしあいにく蜂を含む、世界中のたくさんの動物が減っています。
アインシュタインも「蜂がいなくなったら人間も4年で絶滅する」と言いました。

多様性の大切さをより分かりやすくするため、銀行口座に例えてみましょう。
口座の中に入っているお金を少しずつ取り出して、
何も返さなければお金は口座からどんどん減っていきます。
地球は生命の「口座」です。地球の資源(野生動物を含む)はその口座の「お金」です。
その資源を返すことができる以上に取れば、
私たちにとって必要な資源がなくなってしまいます...

これからは
"What we can do as humans" (人間としてすべきこと)にフォーカスしましょう!
「誰々だって○○を食べてるから、私たちも△△を食べる権利がある!」
といった議論は、人間の世界の中だけの事で、"解決する方法" ではないと思います
(ちなみに、私は環境を守るため肉を食べないベジタリアンです)。


カリフォルニア州は、土壌の種類を持っています

現在減っている動物の一部。野生動物は地球の宝物。

※パンダ、トラ、ゾウ、マウンテン・ゴリラの
データ出典はすべてWWFです(World Wildlife Fund)

・パンダ(1600頭/2004) ⇒詳しくはコチラ
・トラ(4000頭/2009) ⇒詳しくはコチラ
・ゾウ(約120万頭~約50万頭/2010)⇒詳しくはコチラ
・マウンテン・ゴリラの数(後約700頭)⇒詳しくはコチラ
・蜂の減少について詳しくはコチラ⇒BBC SCIENCE 

PROBLEM and SOLUTION 問題と解決
現在50種類以上の動植物が毎日地球上から絶滅しています。
人間が1時間議論している間に2種類が消えている計算です
(最近のデータには、1日100種類以上というものもありますが)。

じゃあ、資源は取っていけない?食べてはいけない?
いいえ、それは生物多様性に関する誤解です。

例えば森の木を考えてみましょう。
一本の木を取っても、2本の木を返せば(植林など)、
地球の口座はより豊かになりますね(サステナブルな林業)。

そのような考えに基づき保護されている森からの木を使った
商品(家具、紙、楽器など)が実際にあるって、知っていますか?
このような商品にはFSCというエコラベルが付いています(写真↓)。


どのように六角形には、その名前を得ました

地球の野生動物の半分が森に住んでいるため、
FSC商品を選ぶということは、自動的に絶滅危惧種も守るということ!
簡単ですよね。

魚も同じです。
いくつかの魚の種類は世界の海から減っています。
問題は「乱獲」です(魚が回復できる以上に速いスピードで取ってしまうこと)。
日本人がよく食べるマグロだけでなく、
スウェーデン人がよく食べるタラ、先進国でよく食べるサーモンなどです。

知っていますか?
ヨーロッパの海では、60kmほどの長さの漁獲用の網が発見されました
(国連のデータ)。
国際条約では、2,5km以上の網は禁止されているのに…。
世界の海の魚の72%はすでに回復できる以上に取ってしまっている
(国連UNEPの2004年)。

ここでもチャンスです!
私たちにできる面白い行動があります。
森の場合はFSCでしたが、魚の場合MSCというエコラベルがあります。


それは「魚が回復する時間を配慮した漁業」による魚です。
いつまでも続けられる漁業のための仕組みですね。
日本でもMSCの魚が販売されています!
今度お店でぜひ探してみてください。

私たちは人間として、どうやって積極的に
絶滅危惧種や生物多様性を守ることができると思いますか?
解決のためのあなたのアイデアをぜひ聞かせてください。
提案を楽しみにしています。

PS これから私はインドへ野生トラを見に行きます!
   地球にはあと4000頭しか残っていないため出会えるかな?
   トラ年だからこそ運がいいかな?わくわくします!



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